■原因にはいくつかの説がある
一度でもパニック障害の発作を経験してしまうと「自分に何か致命的な欠陥があるのじゃないだろうか?」と心配になってしまうことがあります。私などは元から神経質なタイプだったので、モロにそんな思い込みをしてしまいました。

ところが実は、パニック障害の根本的な原因は医学的にも解明されていないのです。

その昔、まだパニック障害という分類がなかった頃は「ストレスや葛藤など精神のバランスが崩れたから」という見方が主流だったようです。

しかし最近になって、完全な原因とは言い切れませんが「脳内の神経伝達物質の異常」が大きくクローズアップされるようになってきました。セロトニン、ノルアドレナリンなどの伝達異常が私たちの体に影響を及ぼし、それがパニック発作を引き起こすというものです。

この理論を応用した治療法はかなり進んできていて、投薬治療に大きな成果を出しています。あとは患者自身の精神的なバランスを整える「精神療法」が加わって、今ではパニック障害といえど、ほぼ完治する病気になったのです。

まだ原因が100%解明されたわけではありませんが、よく効く治療法が確立されてきたのは嬉しいことです。



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